研究報
Research Expectations
#KGU_RESEARCHERS
INTERVIEW 08
関東学院大学の研究者の頭の中を巡る知の冒険「#KGU_RESEARCHERS ー研究者たちが今考えていること。ー」。
第８弾は、関東学院大学 教育学部 横浜 勇樹 准教授による「社会福祉と民間ネットワーク」。子どもをめぐる貧困や虐待、あるいは高齢化社会における福祉の在り方など、公的な政策や制度でカバー仕切れない諸問題について、NGOやNPOをはじめ、様々な民間ネットワークやコミュニティが支援しています。社会制度や歴史・文化が異なる国や地域において、これらの相互扶助のネットワークがどの様に機能しているのか。中国、シンガポール、そして日本におけるコミュニティ形成の事例を中心に、フィールドワークで得た実際的な視点から語って頂きます。
横浜 勇樹 YUKI YOKOHAMA
教育学部 准教授
西南学院大学 人間科学研究科博士後期課程満期退学（人間科学修士）
子どもをめぐる社会の諸問題から、子どもの最善の利益のためにはどのような取り組みが必要か、また必要な社会資源にはどのようなものかを、コミュニティに視点をおいて研究を進めている。特に児童虐待防止のための社会資源のネットワークの有効的な活用に注目している。
社会福祉と民間ネットワーク
参考資料
1. 横浜勇樹，2022，「シンガポールの里親制度」『関東学院大学人間環境学会紀要』37 :73-85．
2. Yuki Yokohama，2021，「Effect of Singapore’s Language Education Policy on Chinese Singaporeans’ Identity – From a Survey of New University Graduates 」『ACAS Official Conference Proceedings』
3. 横浜勇樹，2020，「シンガポールの中華系新移民への生活支援活動」『関東学院大学人間環境研究所所報』18 :13-30
4. 直島正樹, 河野清志編著，2019，『子ども家庭福祉：図解で学ぶ保育』（分担執筆：第７章１～３節「地域における連携・協働とネットワーク」）萌文書林
