研究報
Research Expectations

#KGU_RESEARCHERS
研究報
Research Expectations
#KGU_RESEARCHERS
第14弾は、関東学院大学 建築・環境学部 古賀 紀江教授による「生活の質を向上させる空間づくり」。
住環境に限らず、仕事場など私たちは様々な空間で日々を過ごします。そうした空間は記憶や心理と密接に関係しており、気づかぬところで心身に影響をもたらします。
影響範囲も年齢や立場によって要因が異なり、新型コロナウイルスの蔓延など、予想外の出来事によっても左右されます。そこで、環境行動の視点から高齢期生活支援や場所記憶に関する研究を行っている古賀紀江先生に、空間が心理的にもたらす影響について語って頂きます。
古賀 紀江 TOSHIE KOGA
建築・環境学部 教授
関東学院大学建築・環境学部 建築・環境学科 教授
博士(工学)(東京大学)
前橋工科大学工学部建築学科准教授を経て、2013年より現職。
専門分野は建築計画、環境行動学。
心と体の健康を引き出す生活環境のデザインや、環境との関わりを支援することで人々の生活の質を引き上げる手助けをするというデザインのあり方を探求している。
神奈川県建築コンクール審査員や葉山町公共施設等総合管理計画策定員会委員などを歴任し、近年の研究テーマは、働く環境とそこでのQOL、covid-19パンデミック下で高齢者居住施設を利用した人々が体験した環境の記録と分析。
1) 古賀紀江, 井上由起子, 福田菜々. 高齢者居住施設ワーカーの働く環境評価インフォーマルな情報伝達場所に着目した検討. 人間・環境学会誌. Vol.26,No.1, pp.43-43, 2023.
2) 古賀紀江, 井上由起子, 福田菜々. 高齢者居住施設介護職の働く環境の評価と就労条件 . 人間・環境学会誌, Vol.25,No.1, pp.16-16, 2022.
3) 古賀紀江. 介護職の働く環境の質に関する研究:高齢者施設スタッフによる労働環境評価アンケート結果の分析 日本建築学会大会梗概集. Vol.2020, pp.635-636, 2020.