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浮世草子にみる娯楽・出版・社会の広がり

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INTERVIEW 16

第16弾は、関東学院大学 国際文化学部 井上 和人 教授による「浮世草子にみる娯楽・出版・社会の広がり」。浮世草子は江戸時代に誕生した近世文学の文芸スタイル。著名な浮世草子の作家である井原 西鶴、江島 其磧、西沢一風の作品や作風に触れながら、大衆の娯楽や社会への影響、当時の出版事情、またそれらを読み解く研究手法について語って頂きます。

井上先生フレーム

井上 和人 INOUE KAZUHITO

国際文化学部 教授

関東学院大学 国際文化学部比較文化学科 教授
早稲田大学大学院 文学研究科博士後期課程単位取得退学 博士(文学)

専門は日本近世文学。特に西鶴と西鶴以後の浮世草子に関心をもち、西沢一風の浮世草子を中心に、浮世草子における演劇受容や表現様式をテーマとする研究を進めている。日本近世文学会、俳文学会に所属し、2002~2005年に汲古書院から刊行された『西沢一風全集』(全6巻)では、編著者の一人として名を連ねた。

2024年度からは関東学院大学図書館長を務めており、蔵書展示の解説イベントやトークイベントなどにも意欲的に取り組み、日本古典文学の魅力を広く社会に発信している。

浮世草子にみる娯楽・出版・社会の広がり

【#KGU_RESEARCHERS 016 vol.1】
【#KGU_RESEARCHERS 016 vol.2】
【#KGU_RESEARCHERS 016 vol.3】
【#KGU_RESEARCHERS 016 vol.4】

参考資料

1) [西沢一風] ; 西沢一風全集刊行会.西沢一風全集(全6巻).汲古書院,2002~2005.

2) 井上和人. 浪にゆらるるうつぼ舟:『風流今平家』「今俊寛涙の足ずり」小考.関東学院大学人文学会紀要,2015,vol.132, p.230-248.

3) 井上和人. 浮世草子と「見立て」:元禄・宝永期の八文字屋本を中心に.日本文学研究ジャーナル,2022,vol.21, p.59-72.